2023/04/15 17:45

・「Midori」について
名前の通り緑色の香りを創作しました。
ガルバナムやプチグレンと記載してもいまいちどんな香りか掴みづらい方がいらっしゃると思います。
レモンに近いような柑橘味がかかった枝のような香りや、深い森の中の緑色の香りを想像していただくと、製品の香りに近くなります。
トップからベースにかけて大きく変化するというよりは、柑橘のトップからすぐにグリーンな香りになり、そしてムスクの香りへと落ち着きます。
芝生や森林の中の香りが好きなかたにおすすめです。

このムスク本来の香りには甘さは全くありません。
人肌のような温かみを感じさせる香りではあります。


・「Heeba」について
調香師になる前から青森ひばの香りが大好きでした。ひばの精油単体での強さと太さを空間上ではより嗅ぎやすく、取り入れやすくするために他の香りと調合し製品化しました。友人や知人からは「和モダンなレストランのエントランスに合う」や「洗練された和の空間に合う」とのコメントをもらいました。
例えば、甘い香りがとにかく苦手という方がこのHeebaを選ばれる傾向があります。
全体的にHeebaは人気です。


・「Rain」について
商品説明にもある通り、突然の雨が止んで振り返ったらそこには大きな虹がかかっている光景を香りで描写しました。虹がかかった空にはもう雨は止んでいるけれども、アスファルトの地面はまだ濡れていて、その時は常に変わっていく、雨も乾いていく、虹も薄らいでいくという情景を感じ取れるように香りの緩急がしっかりとつけました。
雨を強く感じるトップから、細やかな柑橘のシーン、たまに散らつく街路樹、落ち着いた地面、忙しく香りが変化していきます。
このRainもHeebaに次ぐくらい人気です。


この3種類に限らず、香りによってムスクの種類や数は使い分けています。
また、一般的なルームフレグランススプレーは賦香率が1%であるのに対して、当ブランドのフレグランスは賦香率が7~10%となっております。

また次回お楽しみに!