2023/05/17 16:06

・「Osmanthus」キンモクセイーホームフレグランススプレー
最も香りが強い花の一種であるキンモクセイ。庭木として人気のキンモクセイはあちらこちらで芳醇な香りを放ち、この香りで秋の訪れを感じる方はいらっしゃると思います。
キンモクセイの香りを作るにはピーチの要素が不可欠となります。少しの加減でトイレの芳香剤のようにもなれば、若々しい印象にもなれば大人っぽい印象にもなります。こちらのキンモクセイは実物の花により近い香りへと仕上げました。


・「Green Tea」ホームフレグランススプレー
ブルガリの緑茶系香水は発売当初に話題となり、今では世界中の香水ブランドが緑茶や紅茶などの「お茶系香水」を展開しています。
こちらのホームフレグランスは空間またはファブリックを香らせるのにベストな調香で仕上げています。
欧米の緑茶系香水とは異なり、日本の緑茶に焦点を当てて創作したかったため、埼玉県・狭山茶の製茶工場の見学をさせてもらうことにしました。
茶摘みを終え天日干し(日光萎凋)していると早くもお茶系のグリーンフローラルな柔らかい香りを感じ取れます。萎凋の工程を終えると揉捻という葉を細かく刻んで(発酵を止める)釜で炒ったり蒸したりする工程に移ります。このときのグリーンな香りはまた異なります。特に蒸し作業中はお茶の中を泳いでいるような香りがしました。その後の乾燥工程では乾いた緑茶の香りと火のような香ばしい香りも入り混じります。
ホームフレグランスではその工程をフレッシュにかつ空間に馴染みやすく調香しました。


・「Water」ホームフレグランススプレー
花屋に生けられているたくさんの生花をイメージした香りです。ローズやホワイトフラワー、グリーンアコード、瓜などを入れています。この香りでキーになるのは花々の深みを出すのに不可欠なインドールという香料です。インドール単体では強烈な香りですが少量加えることにより深みを与える効果があります。モダンな香りを好むかたがこちらをお求めになってくださっている傾向があります。



この3種類に限らず、香りによってムスクの種類や数は使い分けています。
また、一般的なルームフレグランススプレーは賦香率が1%であるのに対して、当ブランドのフレグランスは賦香率が7~10%となっております。

また次回お楽しみに!